はごろもランジェリー店主治代(haruyo)の日記

ハンドメイドのリラックスランジェリーと着物と自然と生活

「優先」はあるけど「順位」はどうなんだろう

昨日のブログで

(着物文化を)「大切にする」と

書きながら思うことがあった。

 

大切にする時に

「優先」はあるけど「順位」はないのかも

しれないと。いや、どうなんだろう。

 

古い着物の中には

自分の家族のものもあれば

誰が着たかわからないものもある。

 

家族のものだから大事に。

ではなくて

時には、見知らぬ誰かに親近感を覚えながら

その方の生活ぶりを想像することもあります。

 

愛情のかけ方は人それぞれ。

平等に、とは言えないし

優劣あるものでもなくて。

 

例えば、我が子が誰かを大事に思う。

私はそれが嬉しい。

 

誰よりも好きな人が出来たなら

好きになれる気持ちがあることが

それを育んでこれた我が子が誇らしい。

 

私の順位を好きな人がとったのではなくて

子どものキャパが増えたと捉える。

 

母の私はあぶれてしまう訳ではなく

その輪の中にいる。

 

子どもにとって

友だちとは仲良くでも母よりも大事に思ってはお母さんを悲しませるから程よく。

そんなの難しい。

 

祖母の着物も素晴らしいけど

他にも素晴らしい着物と沢山出会って

 

晴れ着とともに素朴な着物も遺してくれた

祖母たちに改めて感謝することに繋がった。

 

「比べる」この比べ方は

父から教わったもので

社会で言うくらべるとまるで違ったから

最初は苦しんだ。

 

だけど、今、私はこの比べ方に

随分と助けられている。

「優先」はある

実は「順位」もある。

ただただ、その順位の見方が

フラットなだけで

心がとても穏やかなのだった。

 

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