はごろもランジェリー店主治代(haruyo)の日記

ハンドメイドのリラックスランジェリーと着物と自然と生活

実は、全部締めちゃダメなんじゃないんです☆


「締めつけると良くない」

このことはだいぶ知られて来ました。

 

では、それは

どこの部分のことを言っているのか

ご存知ですか?

 

実は、

全部締めちゃダメじゃないんです。

 

その思考自体がしんどいですからね。

 

それに

締めつけが良くない時と

締めていた方が良い時があります。

 

あ、表現が違うかな。

「締めて良い」のではなくて

「どの程度か」ということも言えます。

 

あとは「今までどうしていたか」という

現在地によって

これから目指すところを決めても良いでしょう。

 

私が苦手な締めつけは2通りあって

 

真綿で首を絞める様な

じわじわ締めつける感じ(主にゴム)と

 

可動域が引っかかる感じ(衣服などの構造と素材)です。

 

ですが

生活して行く上で

「おしゃれ」さや「きちんと感」

そして場面によっては

「相手に対する敬意」が

服装や表情で必要な時があります。

 

それとのバランスが

「締めつけない」になぜ関係するかというと

締めつけない≒リラックスウェア

だからです。

 

自分自身の不調から

ゴム紐症候群という言葉があることを知り

知識を深めた時に

着物が最適なことに気づき

自然と求めて歩み寄ったことをしりました。

 

着物の本来のツールの中に

ゴムは使用しておらず

ゴムは近年の便利ツールとしてあるからです。

 

しかし

現代に着物だけで過ごすことは

難しいのかもしれません。

 

生きていれば矛盾は、沢山あります。

 

だから

ゴム紐が苦手だけど

一切排除することは

今のところ選んでおらず

その代わりにゴムの太さや伸縮性

使う場所。。

それから使い方を自分の身体を使って試しながら

決定しています。

 

これが正しい、これが間違いだと

自分の経験の範囲だけで決めつけることは

ある意味自らが閉ざしているのだろうと

感じるからその都度

真逆であろうことも試しています。

 

見聞きしたことが必ずしも

自分に合うとは限らないからです。

 

「全部締めちゃダメなんじゃないんです」

ゴムは一切ダメなら

伸縮する全ての生地も

同じことが言えますし

 

逆に固定してない

ズレるストレスというものもあり

 

伸縮しない生地は今度は

形によっては可動域が引っかかるので

 

「はだか」でいなくちゃいけなくなります。

眠る時は特にです。

 

人間の身体のつくりってすごくて

「カタチ」や「機能」に沿うのは

永遠のテーマなのかもしれません。

 

時には、裸で眠るのも良いかもしれませんが

実践するには環境と

万が一の突然の災害などに見舞われることは

想定しておく必要があるかもしれないですね。

 

裸は、人間の本能的な

危険回避の神経を刺激するかもしれないので

逆に緊張してしまったら本末転倒です。

 

中庸という言葉がありますが

私はその言葉が好きです。

 

どちらにも偏らず

今この時にちょうど良いを選択出来る

余裕を持つことが大事なんだなと思っています。

 

そうそう

どんな時にどこを締めた方が良い時があるか

話していませんでしたね。

 

重い荷物を持つ時や

お腹が大きい時

痛みがある場所があるけれど

動かさなければ前に進めない時などです。

 

締めつけると言うよりは

固定をすると表現した方が良いかもしれません。

 

目的は内臓を守るためです。

 

特に女性は

下に向かって空間がありますから

下垂してしまう傾向が強いです。

 

筋肉を鍛えることや

食生活に気をつけることに加えて

重いものを持つ時には

気をつけたいですね。

 

身体の中心おへそを目印に

この辺からのお腹側には

支え(骨)がありませんから

背中側の骨だけで支えているのでは

しんどいです。筋肉でカバーしたりして

バランスをとることを心がけています。

 

だから

着物の帯が有効なんですね☆

シュッと伸びた姿勢は

本当に心地よく

落ち着きが出て所作も変わります。

 

無駄な負荷がかかるのは

おへそから上、肋より下に

ピンポイントにぎゅっと締めつけがあること。

 

例えば、帯の下に締めた腰紐の

結び目が脇腹に当たると

腕が上がらなくなったりします。

 

時には固定が必要な場合があるのは

腰骨のところや先程の腰まわりのことで

おへそのところと鼠径部(コマネチライン)は

締めちゃよくないとなると

ものすごく細かい範囲で

「苦しくなるポイント」と

「大丈夫ポイント」が

混在していることになります。

 

身体を知って欲しいのはその為です。

 

メーカーさんも日々進化されていますから

うちの商品だけがピカイチとは

決して言える訳ではありません。

 

だけど

気をつけて欲しいのは

同じ様に見える商品でも

こりゃーきつい

これは心地よい!

が、人それぞれな上に

商品の差、そして、商品の個体差までも

あることを知っていてもらいたいです。

 

伝える側も大事にしなくちゃと

思っているのが

通称名で例えば「ふんどしパンツ」とあって

その呼称で誰かが

「ふんどしパンツはおしゃれじゃない」と

言うと、まるで全部が

おしゃれじゃない様に

聞こえるじゃないですか。。

 

でもそれは

「この(あの)ふんどしパンツは

おしゃれじゃない」ってだけ。

 

着心地で例を挙げるとしたら

「ワイヤーブラはやめといた方がいい」

と、私は言いたくなるけど

 

最近のワイヤーブラを知らないし

私が苦手なだけだから

この情報を公開する必要はなく

 

あくまで聞かれた時に

「ここのメーカーさんの

○○というワイヤーブラは着てみたけど

私には合わなかったよ」と

伝えたら良いかなと思います。

 

ついついね

独断と偏見も入りますから

気をつけなきゃなー、です。

 

そして

ヒントはもらっても

最後に自分なりの答えを出すのは自分ですから。

 

情報過多な現代。

正しさは外側には沢山見えますが

自分の◎は自分だけのものですよ♪

 

一番締めつけちゃダメなのは

心なのかもしれません。

 

lit.link