はごろもランジェリー店主治代(haruyo)の日記

ハンドメイドのリラックスランジェリーと着物と自然と生活

第一礼装の丸帯

我が家へようこそ!

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丸帯です。

 

本日も以下、私の推測で

このブログが進みます。

 

袋帯が主流になるより前

戦前頃まではこの丸帯が主流でした。

 

丸帯は

袋帯と同じく八寸幅で

 

袋帯との違いは

裏まで柄続きの片側のみの縫い合わせで

総柄の豪華な重たい帯です。

 

格式の高い帯として

扱われてきた風格が漂います。

 

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現在は花嫁衣装や

6寸の子どもの帯で

わずかに残る程度かなと思われます。

 

生産はほぼされていないのではと

推測します。

 

さてさて

私のもとへ来てくれたこの丸帯の経緯を

少し予測してみようと思います。

 

主流だった戦前のもの?

それにしては

いたみが少ないのだけれど

 

シミや汚れもなく

たたみ跡ばかりで

なんと

手先の折り跡はもちろんのこと

結んだ形跡が全くありませんでした。

 

よく見たら、、

しつけ糸と、値札が残っており

もしかしたら

生まれてからずっと

大事にしまわれていたのではないかと。

 

織り自体もいたみはすくなく

カビやほこりも感じられません。

 

ただただ

経年によって

しなやかさとくすみが

出てきている感じがします。

 

これがなかったら

昭和の戦後のものだと

想像していましたが

経年の自然劣化と

その割にカビや汚れなどない良い状態

 

呉服屋さんなど専門の方のもとで

ゆっくりと眠っていた感じがします。

 

値札のところがちょっといたんでいるので

そこを直してから

結んでみたいなと思います。

 

この重さ、、さてどう結ぶかなー。

 

数年前に新品で譲り受けた

引き抜き帯もありますが

あれは昭和後期あたりに

趣味で作ったっぽい感じがしました。

 

でも今回のは

本当に古い気がします。

 

とは言え

引き抜き帯の昭和後期だって

充分に古いですね。

 

引き抜き帯のことは

また書こうと思います。

 

それにしても私は一体いつの時代に

生きているのでしょう、、と

錯覚する様な感じですね。

 

父母でも知らない様な時代のことで

祖父母はなんとか知ってる?

曽祖父母の時代やもっと前のことに

繋がっています。

 

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