そういえばよく、小学生の頃に
ひと通りの基本を教わったあと
母が用意してくれた
「1mで作れる服」
みたいなタイトルの本を参考に
洋服を作っていました。
我が家にあったミシンは
祖母が仕事で使う工業用のミシンで
後付けの様なモーターがついた
直線縫いのみのシンプルな構造だったので
ほつれ止めの作業は
ロックミシンやジグザグは
出来ないのはもちろんのこと
返し縫いや糸切り、糸調子も手動です。
そうすると
説明に書いてある縫い代よりも多く
縫い代を取らないといけないし
工程も変わります。
たまに、1mギリギリでとってある服は
生地が足りなくなってしまったり
間違えて、小さいものが出来上がったことも
ありました。
環境のなかで
先生に教わる時間はとても短く
自分で考え工夫することを
身につけざるを得ない状況でした。
祖父母と両親は
裏の工場で働いていて
火曜日と金曜日には
朝早くから夜中まで真っ黒になって
仕事をしていました。
土日も仕事の時もありました。
祖母はその仕事の合間に
布団屋さんから依頼を受けた
オーダーカーテンを縫っていました。
なので、ミシンが使える時間は限られていて
必要な時に周りに沢山のものを置いた状態だと
仕事の邪魔をすることにもなりかねないです。
工場の仕事と次の仕事の間に
少し時間があるので
家族がトイレ休憩をしたり
お昼ご飯を食べたりします。
弟と私は基本的に
祖父の姉と過ごす時間で
お裁縫の他にお料理などもしていました。
家族が家に入った時には「どんな?」とか
聞いてくれるけど
基本的にはほとんど自分で
失敗のリカバリーもしてきました。
「1mで作れる」私の思い出は
夏休みの苦い思い出だったり
成功体験だったり色々です。
近所の小さい子のママ、お姉ちゃん先生は
コンピュータミシンとロックミシンで
お人形の服を作っていて
とーーーっても憧れの存在でした。
どうしても困ったらそこに駆け込んでたなぁ。
この昔の色々なことをふと思い出しながら
あら?と、気づいたのが、、、
乙女椿のブラキャミソールと
はごろもショーツ椛は
サイズによっては1mで作れるかも?!と
思ったのです☆
んー。
藤ブラと、梅ショーツでもそうかも!
そう考えたら
ものすごく手軽なんだなーと
改めて思いました。
今じゃ考えられませんが
ミシンを使い始めたのって
小学校上がる前ですし
ひいばあちゃんに教わりながら
初めて手縫いで作ったお手玉
あれが確か3さいとかそのくらいです。
祖父母、両親の見守るチカラに感謝です。
針がそこいらに落ちてて
怒られてたなー。
だから、使ったら片付けることと
数えることを学んで
元お姑さんに「針落ちとるよ」って言われた時
ちゃんと私のじゃないって気づけたんよねー。
元お姑さんも私のお裁縫の先生の1人で
良質な布を仕入れに連れて行ってもらったり
していました。
私はずっと、見守ってもらってたから
失敗を恐れずに
好きなまま続けられています。
いっぱい失敗したよ。
やってみる気持ちが大事。
2年迷ってやっと型紙を買ったという
お話を聞いてすごいなーと思いました。
誰かが勇気を出して一歩進んだって聞くと
嬉しいよね。
生地を買うのは楽しいけど まずは手元にある生地やお試し出来る生地で。 それからお気に入りの生地や 欲しかった生地で作ってみてね☆ それぞれの用尺は、型紙の表紙に記載しています。
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