私がお裁縫を初めてしたのが3つくらいの頃で
そのことは以前にブログにも書きました。
子どものころ
お手玉や巾着袋、フェルトのマスコットなど
手縫いで色々なものを
作ったことを覚えています。
ミシンデビューは小学校低学年でした。
洋服を縫い始めた小学2.3年生の頃かな。
家にあるミシンは祖母がカーテンを縫う
工業用ミシンでした。
他に、母がテレビショッピングで買った
ホチキスの様な形のミシンもありましたが
使いにくいから母もいつのまにか
使わなくなっていて
上手に使いこなせないなら
手縫いの方が早いねと話していました。
家庭用ミシンのジグザグ縫いや刺繍
ロックミシンは近所のお姉さんが持っていて
とても憧れていました。
何度か使わせてもらいましたが
日常的にする縫い物で度々借りる訳には
いきませんので家にあるもので作っていました。
選択肢は工業用ミシンか、手縫いです。
丈夫で便利そうな工業用ミシンですが
プロ仕様で本来手軽に使えるものではないだけに
小学生には使いこなすことがとても大変でした。
しかも、元々足踏みだったミシンに
モーターをつけたものだったので
度々不具合が出ましたし
横にモーターのベルトがついている
届くのもギリギリなフットペダル
無機質な金属部品が冷たく
機械油のにおいがしていました。
糸調子の調整はネジ式で
しばらく使って慣れてきたら
自分でも調整していました。
上糸と下糸のバランスが悪くなると
祖母によく小言を言われました。笑
祖母の仕事の合間にやっていたはずで
仕事の邪魔をしながら縫っていたのだと思うので
触ることをよく許してくれたなぁと思います。
さて、タイトルにもある「袋縫い」のことですが
今はロックミシンがあるのでほとんどしません。
ですが、当時は前述の様な環境でしたので
初めて作ったスカートは端処理をしておらず
ほつれてしまったことをよく覚えています。
作り方に書いてある
ジグザグミシンは出来ないから
どうしたら良いのか祖母に聞くと
「袋縫い」を教えてくれました。
袋縫いのやり方をご存知の方は
わかるかもしれませんが
作り方にはない動作が幾つか加わるのと
作り方を見ると混乱してしまうことがあります。
縫い代を規定より多くとり
先に中表ではなく外表で合わせて縫うので
ここで混乱してしまうのです。
似たような端処理方法で
他にも、「折り伏せ縫い」があると思うのですが
おそらく祖母がよくやっていたのが
袋縫いだったのと
袋縫いの方が工程が若干少ないから
教えてくれたのかもしれません。
よくある失敗は、縫い代が挟まって
表に出てきてしまったりすることでした。
そこを切ろうとして本体に
穴を開けてしまったり、、、
そもそも縫い代の付け方が少なくて
小さく仕上がってしまったり、、、
まぁ、いろんなことがありました。笑
経験を積み重ねることで
失敗ありきなことを学びましたし
本も必要ですが採寸や試作が大事なことも
アイロンを怠ると形が決まらないことなど
どの工程も重要だということを知りました。
ある程度進んでいくと想像を形にしたくて
適当に型紙を作ったりもして
頭が通らないとか座るとお尻が破れたとかで
次はこの様にしようというのが
そこで構築されました。
採寸は大事
いい生地をいきなり使わずに試作することなど
こうやって身をもって経験して学びました。
小中学校の家庭科では
人のまで作ってバレて怒られたこともあります。
8人分縫いました。笑
先生の指示より先に進み過ぎて怒られました。
つまらないから作りたくなくなりました。
工程でみんなのを見るのも楽しいから
ちゃんと話は聞いていたのに。。。
高校の家庭科の先生は私の手仕事を
絶賛してくれて
私を助手認定してくれて楽しみました。
パーカーを作ったのですが
その時はみんなのペースに合わせて作れました。
先生上手ですよね、助手してたら
フライングなんて出来ませんから。
これは積み重ねたたまものの、他にありません。
いきなり出来る人は天才で稀だと思います。
得意不得意もあるとは思います。
でもまずは「作りたい気持ち」これさえあれば
乗り換えられる気がします。
小学生だった私は自分の上手い下手は
全く気にしていませんでした。
本に載っているお洋服を
同じ形に再現出来るかどうかだけを
まっすぐ見ていました。
生地も材料も簡単に買えない
田舎暮らしだったので
母が用意してくれた本と生地
それと、祖母の道具たちが頼りでした。
なので
生地によって印象や縫い心地が
こんなにも違うのかと
ある意味、思い知らされたところがあります。
「やってみる」それは今も変わらず
続けています。
あの時よりも自由に生地や材料が選べますし
職業用ミシンも、家庭用ミシンも
ロックミシンも、
カバーステッチミシンも持っています。
だけどやっぱり
根本的なところは「やる気次第」なのです。
そして、今でも失敗することがあります。
やり直す術は沢山知っています。
この様な経験から
私ははごろもランジェリーの
スキルチェックの時に
送っていただいた作品を拝見する時に
何を見るかと言うと「工程」を見るんです。
何を思い、その生地を選び
どの様にしてどんなスタンスで作られたかを
重視しています。
美しい仕上がりなのには越したことはないですが
「検品」ではありません。
ひとつひとつの作品に
どんなエネルギーを込めているか
一目でわかります。
また
商用利用ではなく一般使用でも
型紙のアレンジについてや
子ども用や大きめなどのベース以外のサイズ
はごろもショーツ椛型紙でロックミシンが
無くても作れますか?という問いかけには
作り方にはなくても作れます♪
と、お答えしています。
「自分で」「あるもので」「工夫して」
作るということを重視しています。
まずは「やってみよう」
そして「出来る様にものごとを進める」
正直なところ近道はありません。
近道したところでまた自分なりに辿らないと
やっぱり愛着は生まれないし
達成感が大きく違うからです。
何事も、たまに勘違いをして
他人に答えを求める方がいらっしゃいますが
自分のことは自分しかわからないのです。
ハンドメイドはその
「自分を知る」というリハビリに
最適な気がします。
私に出来るだろうか、、
そう聞かれる時にはいつも
この袋縫いのことを思い出しています。
型紙はただのきっかけに過ぎず
「自分で考える」
ちょっとの謎が残っている状態が
自分のことを改めて知る第一歩です。